村木風海
小学生時代から火星に住むための研究を始めた村木風海さんは、火星には二酸化炭素が充満していることから二酸化炭素の研究にも取り組みはじめ、必然的に地球温暖化の主たる課題である二酸化炭素削減にも取り組んでいる。その主たるアイデアは「二酸化炭素の再利用」だ。二酸化炭素から生み出されたエネルギーによって、地上・空中だけでなく、宇宙空間にも飛び出せる燃料ができるのではないか。二酸化炭素をめぐる現状と構想について語る。

※プレゼンテーション 村木風海「宇宙目線で考える」の動画配信は終了いたしました。
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Photo:猪原悠
村木風海
化学者・発明家
一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA)代表理事・機構長

2000年生まれの化学者兼発明家。専門はCO2直接空気回収(DAC)、CO2からの燃料・化成品合成。現在は地球温暖化解決と火星移住を実現すべくCRRAで独立した研究開発を行っている。2021年より内閣府ムーンショットアンバサダーに就任。また、同年よりポーラ化成工業(株)フロンティアリサーチセンター特別研究員、(株)Happy Quality科学技術顧問、トーセイ・アセット・アドバイザーズ(株)科学技術顧問を兼任。2022年3月、山梨県知事の諮問機関である未来やまなし創造会議 会員に就任。2023年6月、文部科学省 核融合の挑戦的な研究の支援の在り方に関する検討会 委員に就任。代表的な発明にCO2回収装置「ひやっしー」などがある。