第一部
マインドを「変える」、自分を「超える」とは?
対談
原晋✕紫牟田伸子
常勝集団青山学院大学陸上競技部を率いる原晋監督は初めて監督として学生たちの練習を見たとき、「これは勝てる」と思ったと言う。なぜなら原監督が10年前に選手だった時からほとんどなにも変わっていなかったからだ。学生たちのマインドに火をつけることができれば勝てる。やり方を変えれば勝てる、と思ったそうだ。前向きなマインドに変えるとは固定概念を外し、どう立ち向かうかということに対する意識を持つこと、価値観と事実をしっかり認識することで、手段は多少わからなくても改善していくものだ、と原監督は言う。そのためには、チャレンジできる環境であること、多少の失敗を許容できる文化であることが大切であり、理念や大きな目標値が共有されていることも大事であるが、その根底には信頼関係が構築されていることが必要だ。時代が変われば方法論も変わる。そして、改善するための方法論とは、一歩踏み出す勇気なのだ、と原監督は述べている。
※「原晋 × 紫牟田伸子」の対談は、2021年12月3日(金)をもちまして配信終了となりました。
※「原晋 × 紫牟田伸子」の対談は、2021年12月3日(金)をもちまして配信終了となりました。
原晋
青山学院大学地球社会共生学部教授
青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督
1967年、広島県三原市出身。世羅高校を経て、中京大学に進学し、全日本インカレ5000mで3位入賞。卒業後、陸上競技部第1期生として中国電力に進むも、故障に悩み、5年目で競技生活から引退。1995年、同社でサラリーマンとして再スタート。営業マンとして新商品を全社で最も売り上げ、ビジネスマンとしての能力を開花。
2004年、青山学院大学陸上競技部の監督に就任。2009年に33年ぶりの箱根駅伝出場を果たす。2015年、青学史上初となる箱根駅伝総合優勝に輝く。2018年、箱根駅伝4連覇を達成。2020年の箱根駅伝では、大会新記録で5度目の総合優勝を果たす。2021年、往路12位から巻き返し、復路優勝を果たす(総合4位)。最後まであきらめないチーム力は多くの感動を呼んだ。
青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督
1967年、広島県三原市出身。世羅高校を経て、中京大学に進学し、全日本インカレ5000mで3位入賞。卒業後、陸上競技部第1期生として中国電力に進むも、故障に悩み、5年目で競技生活から引退。1995年、同社でサラリーマンとして再スタート。営業マンとして新商品を全社で最も売り上げ、ビジネスマンとしての能力を開花。
2004年、青山学院大学陸上競技部の監督に就任。2009年に33年ぶりの箱根駅伝出場を果たす。2015年、青学史上初となる箱根駅伝総合優勝に輝く。2018年、箱根駅伝4連覇を達成。2020年の箱根駅伝では、大会新記録で5度目の総合優勝を果たす。2021年、往路12位から巻き返し、復路優勝を果たす(総合4位)。最後まであきらめないチーム力は多くの感動を呼んだ。
紫牟田伸子
SENSE OF MOTION プロデューサー
編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー。美術出版社、日本デザインセンターを経て、2011年に独立。「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、地域や企業の商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる。主な著書に『カラー版:日本デザイン史』(共著/美術出版社/2003)、『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』『シビックプライド2:都市と市民のかかわりをデザインする』(共同監修/宣伝会議/2008、2015)、『編集学:つなげる思考・発見の技法』(単著/幻冬舎/2014)『シビックエコノミー:私たちが小さな経済を生み出す方法』(編著/フィルムアート社/2016)など。多摩美術大学ほか非常勤講師。
編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデューサー。美術出版社、日本デザインセンターを経て、2011年に独立。「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、地域や企業の商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる。主な著書に『カラー版:日本デザイン史』(共著/美術出版社/2003)、『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』『シビックプライド2:都市と市民のかかわりをデザインする』(共同監修/宣伝会議/2008、2015)、『編集学:つなげる思考・発見の技法』(単著/幻冬舎/2014)『シビックエコノミー:私たちが小さな経済を生み出す方法』(編著/フィルムアート社/2016)など。多摩美術大学ほか非常勤講師。