FORUMの様子 第二部 MAKE
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真鍋大度✕高橋智隆
真鍋大度+高橋智隆
「SENSE OF MOTION」展に作品を出品したライゾマティクスの真鍋さんは、ダンスと人とモノをテーマに作品を制作しており、ダンスに合わせて毎回ロボットやドローン、時には観客席など新しいことに挑戦している。一方の高橋さんは、小型の人型ロボットづくりに取り組んでおり、近年では小型の電話機ロボット「RoBoHoN」を開発している。プログラムは何万とつくって入力しており、基本的なコミュニケーションは、その中からロボットがある程度推測したり新しく学習したりしてコミュニケーションにつながるようにつくっているのだという。動きもプログラミングしているのだそうだ。真鍋さんは、今後、Googleでは検索しないような情報や感情をロボットとやりとりするようになり、そこにロボットに対する新しい感情とコミュニケーションが生まれるだろうという。ロボットは人が感知しえない高周波の音を感知できるので、緊急時に人を非難誘導するなどもできると高橋さんはいう。そうした新しい挑戦を、真鍋さんのようなクリエイターとこれから一緒に実験をしていきたいと語っている。
真鍋大度
1976年生まれ。東京理科大学理学部数学科卒業、国際情報科学芸術アカデミー (IAMAS) DSPコース卒業。
2006年デザインファームRhizomatiks 設立、2015年よりRhizomatiksの中でもR&D的要素の強いプロジェクトを行うRhizomatiks Researchを石橋素氏と共同主催。
プログラミングとインタラクションデザインを駆使して様々なジャンルのアーティストとコラボレーションプロジェクトを行う。
米Apple社のMac誕生30周年スペシャルサイトにてジョン前田、ハンズ・ジマーを含む11人のキーパーソンの内の一人に選出されるなど国際的な評価も高い。
2006年デザインファームRhizomatiks 設立、2015年よりRhizomatiksの中でもR&D的要素の強いプロジェクトを行うRhizomatiks Researchを石橋素氏と共同主催。
プログラミングとインタラクションデザインを駆使して様々なジャンルのアーティストとコラボレーションプロジェクトを行う。
米Apple社のMac誕生30周年スペシャルサイトにてジョン前田、ハンズ・ジマーを含む11人のキーパーソンの内の一人に選出されるなど国際的な評価も高い。
Daito Manabe
Tokyo-Based Media Artist, DJ, Programmer.
Daito Manabe founded Rhizomatiks in 2006, and since 2015 he has worked with Motoi Ishibashi on Rhizomatiks Research, which conducts projects for the purpose of R&D to a large extent. Also he carries out collaborative projects with artists in various genres making the most use of programming and interactive design. Manabe was acclaimed internationally as one of the eleven key persons, including John Maeda and Hans Zimmer, selected for a special website to celebrate 30 years of Mac by Apple Inc.
Daito Manabe founded Rhizomatiks in 2006, and since 2015 he has worked with Motoi Ishibashi on Rhizomatiks Research, which conducts projects for the purpose of R&D to a large extent. Also he carries out collaborative projects with artists in various genres making the most use of programming and interactive design. Manabe was acclaimed internationally as one of the eleven key persons, including John Maeda and Hans Zimmer, selected for a special website to celebrate 30 years of Mac by Apple Inc.
高橋智隆
ロボットクリエイター
1975年生まれ。2003年京都大学工学部卒業と同時に「ロボ・ガレージ」を創業し京大学内入居ベンチャー第一号となる。代表作にロボット電話「ロボホン」、ロボット宇宙飛行士「キロボ」、デアゴスティーニ「週刊ロビ」、グランドキャニオン登頂「エボルタ」など。ロボカップ世界大会5年連続優勝。米TIME誌「2004年の発明」、ポピュラーサイエンス誌「未来を変える33人」に選定。(株)ロボ・ガレージ代表取締役、東京大学先端研特任准教授。
1975年生まれ。2003年京都大学工学部卒業と同時に「ロボ・ガレージ」を創業し京大学内入居ベンチャー第一号となる。代表作にロボット電話「ロボホン」、ロボット宇宙飛行士「キロボ」、デアゴスティーニ「週刊ロビ」、グランドキャニオン登頂「エボルタ」など。ロボカップ世界大会5年連続優勝。米TIME誌「2004年の発明」、ポピュラーサイエンス誌「未来を変える33人」に選定。(株)ロボ・ガレージ代表取締役、東京大学先端研特任准教授。
Tomotaka Takahashi
Born in 1975, Tomotaka Takahashi is a robot designer. In 2003, he graduated with a degree in engineering from Kyoto University, where he also set up his venture business Robo Garage. His major robot designs include the robotic telephone RoBoHoN, the robotic astronaut Kirobo, the weekly magazine kit Robi, and Evolta, a robot that climbed the Grand Canyon. He has won RoboCup, an international robotics competition, five times in a row. His work was chosen for Time Magazine’s Coolest Inventions of 2004 and the magazine Popular Science called him one of “33 people who will change the future.” He is CEO of Robo Garage, Co., Ltd., and a project associate professor at the Research Center for Advanced Science and Technology, University of Tokyo.